昨今、企業は商品のコモディティ化を避けることに苦慮しています。従来どおりのマスマーケティングは行き詰まり、消費者に同質型の商品ばかりを押し付けるのではなく、時代に合った新しい付加価値を提供し続けることが重要です。その新たな付加価値を提供するための有効な表現手段のひとつにパッケージデザインがあります。ブランドマーケティングを実行する上で、消費者にその価値を直接提供し、マインドシェアを高めるにはパッケージデザインは大変有効で、最強のツールです。
消費者と直接対話できる強力メディア
パッケージは売り場で手に取ることにより、多くの情報が直接消費者に伝わります。それは他の広告メディアにはない説得力を持っています。パッケージはブランドロゴやブランドカラー、また使われている素材や形状などの総合的なデザインで、商品の世界観を確実に消費者へ訴求することができる強力なメディアです。
ブランド形成に欠かせない有効な資産
企業資産としてのブランド形成は重要課題です。モノが売れない時代だからこそ、しっかりとしたブランドを作っていくことが問われています。パッケージはその最前線にいます。情報伝達の機会が一過性ではなく、記憶に残るようなデザインを繰り返し、丁寧なメンテナンスを続けていくことで、やがて消費者の心に宿りじっくりとブランドを醸成していきます。
WebやSNSなどで共感を呼ぶ企業の顔
消費者に一番身近な存在のパッケージは、企業イメージも担っています。高品質なパッケージデザインが人々の記憶に残り、ホームページやソーシャルネットワークで共感され拡散していけば、企業の顔として好イメージが広がっていきます。
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