商品はできたけど、さてこれを売っていこうとなると商品を入れるパッケージが必要となります。しかしそれをどうやってパッケージデザイナーに発注し、良いデザインに仕上げてもらうためにどう考え、どう進めていけば分からない場合があると思います。そこで下記にパッケージデザインを進めるための簡単な手順をまとめてみました。
1. パッケージの仕様・規格の確認
商品コンセプトに添って、仕様・規格などを考えていきます。パッケージを箱にするのか、ラベルなどを貼り付けるだけの簡易なものにするのかなど、商品コンセプトや経費を念頭に置きながら仕様や規格を決めていきます。価格やどこで販売するのか、誰に販売するのかなどで仕様は変わってきます。
2. 競合他社商品の情報収集
パッケージデザインを考える上で、同一分野の競合商品の情報収集は不可欠です。あらかじめ実際の競合商品を買い集めて社内で比較検討をし、進めていくのが重要です。
3. 印刷会社の選定
パッケージデザインの印刷は特殊かつ多種に渡り、どの印刷会社もパッケージ印刷が出来るわけではありません。またパッケージを専門に扱う印刷会社には、ハコ物が得意、カップ物、ラベルが得意などのそれぞれの得意分野があります。印刷はデザインのもっとも重要な最終段階であって、パッケージは、その仕上げ方によっては商品イメージが大きく変わってきますので、印刷会社の選定は慎重に行いましょう。
4. パッケージデザインの発注書作成
パッケージデザインの場合、平面デザインと違って仕様や規格、印刷など複雑な要素がたくさんあります。それを整理するためにも、正確な発注書を作成されることをお勧めします。デザイナーや印刷会社に説明する際にも情報がまとめられた発注書があれば、依頼したい内容が明確に伝わります。
5. デザイナーへ発注
発注書をもとに説明します。デザイナーは商品についての知識はほとんど持っていないという前提で、商品説明やその企画意図、イメージなどを出来るだけ詳しく伝えます。その際イメージしているデザインなどの画像などがあれば、より分かりやすく伝わります。
6. デザイン完成までの進め方
デザイナーから最初のデザイン提案があり、依頼した内容が的確に表現されているかなどをチェックします。デザイン案を選ぶ際はあくまでも商品コンセプトに添っているかを確認します。決して自分の好みや流行のデザインなどでは選んではいけません。不明な点があれば、デザイナーに説明を求めます。その後できるだけ多人数でデザイン案を検討し、決定します。決定案に修正すべき点があればデザイナーに詳しく修正点を伝えます。納得がいくまで修正作業を繰り返し、デザインの完成度を上げていきます。パッケージデザイン開発は時間のかかるものなので、滞りなく進めるためにはスケジュール管理が大変重要になります。時間に余裕を持ったスケジュールで進めるのが肝要です。下図は発注後のデザイン制作のタイムスケジュールを表したものです。平均的にはおよそ制作に2ヶ月、印刷作業におよそ1ヶ月の時間を要します。ボリュームが多ければ更に時間は掛かります。
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